三密(さんみつ)
昨今新型コロナウイルス感染予防のため
三密と言えば
密接・密集・密閉を
思い浮かべる方が多いかと思います。
仏教の教えの
三密とは
「生命現象はすべて
身体・言葉・心
の三つの働きで成り立っている」
と説いています。
人間には
多くの欲(煩悩)があります。
知らず知らず
欲に埋もれ行動化を
してしまいます。
悪業を繰り返し
それが災いとなって
自分の身に降りかかってきます。
弘法大師はその基となすものは
次の三つの事を指摘されています。
㈠、身体、行動(身)
㈡、言葉、発言(口)
㈢、思い、考え方、
物事のとらえ方、心(意)
この三つを
身密(しんみつ)、
口密(くみつ)、
意密(いみつ)と言い
三密と言います。
顕教(けんぎょう)では
人間のこれらの働は
煩悩に覆われ
汚れているということで
三業(さんごう)
と呼んでいます。
では、どのようにしたら
煩悩から離れることが出来るのか
・自分を見つめ直す
・穏やかな気持ちを得る
・すべてを受け入れる
・自分が出来ることを実践する
にあると思います。
つまり
自分の三密を
整えることにあります。
合掌